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2006年5月2日(火)  〜剣山登山・祖谷渓・高松〜(217.6Km)  曇り→雨→晴れ 
 今日は西日本第2位の高峰・剣山に登るつもりで早起きしたんだけど、昨日と打って変わってどんよりいやな天気。でも2連泊もしちゃったし、夜は高松でお約束があるので留まっているわけにはいかないし、迷うことなくくねくねR438・439へ。四国を走るライダーさんならわかりますよね、通称「酷道ヨサク」。車とすれ違うのも怖い細さで、その上くねくね、砂利が浮きまくり。たまに拡張工事済のところもあるけど、デカ過ぎるバイクに乗ったビビリな私にはかなり辛い道。


 剣山のリフト乗り場まであと10Kmを切った辺りで道の荒廃と一人ぼっちの心細さはピークを迎え、精神的にもう限界。500mごとに看板出てるのに、次の看板が待ち遠しくてたまらない。早く安全で人のいる場所にぜったん停めたくて発狂寸前でした。



 チケット売り場までは来たものの、天気はさいあく。今にも雨が降り出しそう。リフトの料金はけっこう高いし、どうしよっかな〜と悩んでたら、やったら元気なおじちゃん・おばちゃんに声かけられた。「何だよ、72歳の俺が登るのに姉ちゃんは登らねぇのかい?」って言われたら、一緒に行くしかないよね。

 辺りはガスってきて、ついに雨も降り出した。でもここまで来たら行っちゃうよ。雨止むの待ってる余裕もない。3つのルート、私は体力に自信ないのでいちばん勾配の緩いルートを選択。


 おじさんたちはまだ下のリフト乗り場にいる仲間を待ってる風だったけど、一人で土砂降りの中歩き出した私を心配してついてきてくれました。何だかすいません。歩き出してすぐに鳴り出す雷。うぉー、落ちたりせんよね??

 72歳のおじさんが先頭立って歩いてくれる。写真撮ったりで立ち止まったらすぐにおじさんが見えなくなるほどの深い霧。鳥の声と、雨が木々の葉を打つ音と、自分たちの足音くらいしか物音のしない山の中、雨を避けてフードを目深に被り、下を向いて黙々と歩く。巡業者ですか?ってカンジです。


 1時間ちょっとで頂上到着。うわーい、見事なくらいなーんにも見えません。パンフレットで見たところ、クマザサに覆われた一面緑の緩い丘が広がっているはずなのですが…まぁ、バイクで走ってるのでない限り、霧に囲まれるのってけっこう不思議感覚で好きなのでこれはこれで面白いかな。

(やたら足が短く見えるぜ…→)





 お茶屋さんで飲み物を頼み、それぞれ持参したご飯を広げてお昼。おじさんたちは缶ビール飲んでる。私は飲めないので「飴湯」というものをおごっていただいた。水あめかなんかをお湯で伸ばして葛でとろみをつけた飲み物。食事は昨日のドイツ館でスマッティーさんが購入し(て持って帰らなかっ)たドイツパン。おかずもナシに食べるものではないなというのが感想です≧(´▽`)≦






 帰りは2番目に勾配きついルートで降りてきたので、あっという間。山の中にはまだこんなに雪が残っているとこも。リフトであっという間に来れちゃうけど、密かに標高1,955mだし、つい昨日山開きしたばっかだし、実はけっこう登山したんだな、自分。







 おじさんたちとコーヒー飲んで一息ついた後、次の約束もあるので一人、先にリフトで下山。登ったときよりもずっと下まで霧が降りてきた。観光用のスピーカーが「右手に見えますのが…」って喋り続けていたけれど、何にも見えません。


 道路も濡れて視界がひどく悪いけど、なんかヨサクに慣れてきた。ビビリな私が車を抜きながら走れるようになりました♪ でも調子こいて走ってたら道に落ちてたでかいカエル(既に死亡)を避け切れず、前後輪で踏んじゃって、両手とお尻に来た感触に「ひぎゃああぁあぁぁぁー(((p(>△<)q)))!!」って山中に響き渡るような悲鳴上げたり…きっとコーナーの向こうにいた後続車の人たちは「あーあ、やっちゃったよ、あの娘」みたいに思ったに違いないです…。



 ちょこっと走ってかずら橋。5年前に来たとことは違って、ここはごく近い場所に2本かかってて二重かずら橋と呼ばれてる(←奥にもう1本見えます?)。太い草を編んで作ったかずら橋、今回もビビりながら渡っている女の子が何人もいる中で、←こんなことして橋揺らしまくっちゃってほんとごめんね。写真撮ってあげたカップルさんがお返しに撮ってくれるっていうから張り切っちゃった♪ でももう1枚、手すりの上までよじのぼった写真は逆光でちゃんと撮れてなくてガッカシ。




 それからまたしばらく祖谷(←スマッティーさんに指摘されるまで「そや」と読んでました。「いや」です)の山の中の細い県道32号を走り続け、「崖っぷちの小便小僧」を探す。けっこうあちこちで紹介されてて、ぜひ見てみたかったこのバカオブジェ。ちょうど地元の方が来てて「子供の頃はこんなのなくて、俺たちがここでやってたんだよね」って言ってた。風にあおられて上に舞い戻ってくるそうです。高いとこ大好きな私も、今となっては絶対立てない、こんなとこ。もう20歳ばかし若かったらきっと喜んでよじ登ったと思うけど。





 さて、ようやく広いR32に出て、天気も晴れてきて、心細かったガソリンも給油し、あとは真っ直ぐ高松へ。徳島近辺の国道は渋滞しまくりだったけど、高松へ向かう道路は広くて全然混んでなくてめちゃくちゃスムーズ。途中の道の駅・滝宮で讃岐うどんアイスというものを見つけて食べてみた。うどんぽさのレベルは3段階。好奇心強いけどビビリな私は日本人らしく真ん中をチョイス。バニラ味の中に感じるかつおだし、冷たくて固いうどんの破片…うーん、まぁ覚悟してたほどアレじゃない、食べられる範囲のキワモノかな。





 前に働いてた会社でお世話になった上司がこの4月から高松に単身赴任してるので、ちょーどいいから呑もうぜって約束になってる。ちょっと迷いつつも教わってた寮を発見、駐車場にぜったん停めて、無人駅から電車に飛び乗る。この時点で18時、でももう高松支店は店じまいしちゃったから早く来いって急かされてる。うーん、本店勤務だった私は毎日21時過ぎまでつまんない仕事に追われてたもんですが…。高松駅についてビビったこと。乗ってきた電車から煙が出てるーΣ(=∇=ノノ!! 後で聞いたらJR高徳線は電車じゃなくてディーゼル車なんだって。すげーぜ四国!



 19時前なのにすでに灯りの消えてる店の多い寂しいアーケード街を歩き、居酒屋へ。ここから先、上司と一緒なのでさすがに写真は撮れず…。最初のうちはやたらと地方転勤と経営陣に対する愚痴を聞かされ、さっきまで人里離れた山奥で一人で遊んでた私はなかなか人間社会に意識が戻ってこなくて、イマイチ話に乗り切れなかったのですが、まるで聞いてるかのよな相槌なら得意だぜ!

 ご飯は美味しかったです♪ 「体力勝負なんだから遠慮せずにいっぱい食べときなさい」と言われました。いや、別にそんなサバイバルなことしてませんからww これだからキャンプと野宿の区別がつかない人たちは…(-ω-;)

 その後は二人で2時間くらいカラオケしてた。高松まで来て何してるんだろ、自分…とか思いつつ、まぁこんなのも楽しいわ。辞めて1年半以上たつのにこうしてつきあい続いてるのっていいよなと思った、高松の夜でした。

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