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 今年も100Kmマラソン走ってきました。去年初挑戦で、死ぬほど辛くて、もう二度とやらないと考えていたはずなのに、完走から1日半くらい経ったところで、記憶の捏造が行われ、「何か楽しかったかも?」と勘違いした結果、再度100Km申し込み。今回の目標は「泣きながら歩きまくった去年よりまともな走り」。

 去年と違うところはコースが変更となって少しアップダウンが厳しくなったことと、途中の手荷物預け場所が2箇所→1箇所に減ったこと。パンフレット全然見てなくて、全て出発当日、荷物作ってるときに初めて知った。おまけに100kmは参加人数が多いからウェーブスタートというのは知っていたけど、自分がまさか昨年3位のY子ちゃんと同じ最初の4時半スタートだってことは夜に宿についてから知ったという、何の準備もできてない感じ。

 去年の自分の記録を見てもう少し早く行けるだろと、目標ラップを作ってみたけど、それもアップダウンを計算しない全てフラットなてけとぅ計画だし、スポーツウォッチを忘れて家出ちゃうし。時計をせずにレースを走ったのはランナー人生で初めてだ。ひどすぎるボロボロ感。

 ちなみに去年の実績ラップと、今年の予定ラップ。12時間を切って11時間台に載せられたら上出来だと思ってた。

10Km 1:10:17(1:10:17)
20km 2:23:08(1:12:51)
30Km 3:27:52(1:04:44)
40Km 4:44:29(1:16:37)
50Km 5:49:41(1:05:12)
60Km 7:23:39(1:33:58)
70Km 8:52:39(1:29:00)
80Km 10:12:32(1:19:53)
90Km 11:32:08(1:19:36)
100Km 12:55:23(1:23:15)

10Km 1:05:00(1:05:00)
20km 2:10:00(1:05:00)
30Km 3:20:00(1:10:00)
40Km 4:30:00(1:10:00)
50Km 5:40:00(1:10:00)
60Km 6:50:00(1:10:00)
70Km 8:05:00(1:15:00)
80Km 9:20:00(1:15:00)
90Km 10:40:00(1:20:00)
100Km 12:00:00(1:20:00)

 新宿集合、車に分乗して、隣の席のY子ちゃん(昨年の富士五湖100Kmクラス3位)から「ゆまちゃんはレースへの意識が低すぎる。せっかく力があるのにもったいない。国際レースに出たいって言うならなら本気でタイム狙わなきゃ」ってずっと説教を食らいつつ、今日の宿へ。着いたらそっこーでお風呂入ってゴハン。

 みんなは飲んでたし、私も去年は飲んだけど、Y子ちゃんが某ランナーさんのことを「練習もしてない完走できる実力もないで前日飲んでてダラダラ遅くまで起きてて関門引っかかるとか、あれにいいねは押せなかった」とプンプンしてたのを聞いてたので、私も酒気は控えてみた。これ以上怒られるのは勘弁だ…。

 ウェアは長袖Tシャツにジャージを重ね、ランニンググローブ。下は速乾素材のショーパン(ユニクロ)とC3-fitのタイツ、普通のランニングソックスにスカイスピード3。シューズは全く信用してないので、かかとには靴擦れ防止の絆創膏。さらに足の各部にファイテンパワーシールを。SPYベルトにはティッシュ、絆創膏、痛み止めの飲み薬、ジェル1つ、後は入るだけのチョコレートと飴。

 預ける手荷物はお菓子と紙パックのドリンク(甘くて美味しければ何でもいいと思った)、ジェル、チョコレート、午後から雨の予報だったので百均のレインウェアと防寒のウインドブレーカーも放り込む。

 21時就寝。会場が近く、車の出入りやマイクテストの音が聞こえ、室内の物音もあって熟睡はできず。ようやく寝付いたと思ったら、なんかがっつり夢を見てたので、多分眠りは深くなかったんだろうな。3時のアラームで目が覚めたら、悪夢の一日の始まり。普段ならボーっとしてても過ぎ去ってしまう日曜だけど、今日の私の日曜は、自らの意思で一歩一歩を踏み出さなければ終わらない、地獄の日曜日。気持ちは憂鬱しか感じない。

 無理やりにおにぎりとドーナツ(428kcal)を胃に流し込む。ドーナツはちょっと前に差し入れで大量にもらったもの。普段の生活でこんな高カロリーのものを食べるなんて無理だから、こういうときに食べようと持ってきたのだけれど、あまりの脂っこさにえづいてしまう。朝(夜?)の3時半に食べるものではなかったな。

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 同室の方と二人で会場に向かったのだけれど、彼女は最後にトイレに行くといって別れ、一人でスタート。今年もU松さんに見送っていただいた。間寛平さんがスターター?してたので、ハイタッチしてもらって走り出す。去年と違って雨降ってないだけマシかな。気温は0℃。淡々と無理のないペースを刻み、10Km通過ラップは想定より5分速い1時間。すでに右太ももの外側に痛みが出てる。普段こんなとこ痛まないんだけどな。何の呪いだろう。でも、無視。

 19Km地点、ウェアの脱ぎ捨てサービス。気温は0℃から上がってなかったけど、すでに軽く汗をかいてる。この先日が出て暑くなることを考えたら、汗をかき続けることはよくないと考えて、ジャージは脱ぎ捨て。これで足を止めたら身体が冷えて死亡確実となった。走り続けなくてはいけない。ジャージのポケットに入れていたチョコレートや飴も、持ち歩くことができなくなった。この辺で、去年は一度もお会いできなかった応援のU松さんに会えた。

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↑去年は雨で景色全然見えなかったけど、今年は富士山しっかり見えた。

 20Kmのラップも1時間。30Kmは57分くらいだったか。淡々とペースを刻めている。予定より貯金が貯まる。悪くはない。40Km過ぎでガソリンスタンドのトイレを借りた。今回トイレに行ったのはこの1回のみ。エイドでも少しずつ食べ物や飲み物を胃に送り込む。空腹は大敵。40kmあたりのエイドでおにぎり食べてから痛み止めを摂取。走りに影響が出るような痛みはまだ出てないけど、痛くなる前に飲むのが効果的なので。今日の私は身体からの悲鳴は一切耳を塞ぐ覚悟。

 59kmの手荷物預けの場所で、預けていた荷物を受け取り、中に入っていたドーナツやカスタードケーキ、紙パックのドリンクを摂取。ドーナツは相変わらず脂っこくて、吐きそうになるけど、吐くことは許さない。摂取したものは全て、前に進むエネルギーに変えなくちゃならない。ここからしばらく山道を登るので、片手に紙パック、片手にカスタードケーキを握り締め、食べながら歩く。走ったら吐きそうだし。雨の予報だけど、レインウェアは受け取らずに出発。暑いので荷物を増やしたくなかった。

 少し行ったらうどんのエイドがあった。今回のエイドはほんとに良くないタイミングで来る。手荷物預けでしっかり食料摂取できるんだから、うどんのエイドはもっと違うところにおいて欲しかった。そもそも手荷物預けが59Kmっていうのがおかしい。65kmより後ろに欲しい。うどん食べようとしたけど、ドーナツで胃がいっぱいでほとんど食べられなかった。

 11時過ぎ、雨がぱらつき出す。どれくらい降り出すか心配したけど、結局最後まで本降りになることはなく、助かった。応援のU松さん再会。隣にさっちーさんが立っていて、!?と思ったら、第一関門で引っかかったとのこと。残念…。

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↑二人が写真撮ってくれた。ストライドが大きくしっかりとした足取りだったらしい〜。

 精進湖に向かう道は、すれ違い区間。前方からY子ちゃんが走ってきた。恐らく女子トップ。余裕の笑顔で走ってたなあ。すごすぎる。この辺りで71KmクラスのK下さんとも会い、その後うどんのエイドでも再会して、並んでうどん食べた。今回は知り合いにいっぱい会えて元気をもらえたのがよかったな。がっちゃんやみゆきさんとも会った。もちろん各人のペースがあるので、一緒に走ることはなかったけれども。2度目の鎮痛剤摂取。

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↑河口湖だったかな。桜と富士山綺麗だったな。

 河口湖大橋あたりで118KmクラスのO寺さんとすれ違い、ハイタッチした。このときはお互い元気だったのに、O寺さんは本栖湖でフラフラになって回収されたとのこと…今回は完走者の少ないレースだった。完走した人間もダメージが大きかったし。

 70、80になっても致命的なダメージは特に感じずに、淡々と走れていた。去年とは身体が違う気がした。フラフラになってるつもりでも、上半身がブレなくて、腹筋を感じた。でも、暑くてコーラを飲みまくったせいか、去年より速いペースで走り続けたせいか、お腹の調子があまりよくなく、緊急性はないんだけどトイレ行きたいなあと思いながら走ってた。ガスがたまる感じ? かといってその辺のトイレじゃ和式だろうしなあ。このダメージたまった足でしゃがみたくないし、いいやーさっさとゴールすることを選ぼうーと走り続けてたんだけど、不快だったなあ。

 いろんな人がいた。夫婦ででっかい声でいちゃつき? 痴話喧嘩? しながら走ってるのとか。すげえ醒めた目で見てた。そんなつまんねー会話してるエネルギーの余裕があるならさっさと先進めよバーカくらいな。何かもう心が死んでたな。とにかく早くゴールして風呂入って飯食って酒飲んで寝たいと、そういう原始的なことしか興味なかった。乏しい金突っ込んで参戦してるので、完走メダルももらわずに帰ることだけは許されなかった。余裕がない人間って殺伐とするよなあ。

 90Km過ぎ。足が止まった。街中をダラダラと登る上り坂。去年もここで足が止まり、歩けば身体が冷えて腹が痛くなり、走っても歩いても地獄だと思った。そして90Kmも走ってきてほとんど知り合いに会えなかった悲しさで、エグエグ泣き出したところでコーチに出会ったんだよなあと思い出してた。今年はコーチは応援には来ていない。私は自分の気力のみで走らなくちゃいけない。そう認識した上で、歩くことを選んだ。

 もう貯金はだいぶ作った。さらに上を目指すとすれば10時間台だけれど、それは現実的ではない。文字通り死ぬ気で、足も内臓も壊すつもりで走ればなんとかなったかもしれないけど、そこまでして出す結果でもないと思ったので。後は大崩れしない程度にまとめれば良い、良く頑張った自分、と思って、歩いた。周りの歩いてる人とお話しながら。初100Kmで挫折した人、武士?のコスプレで走ってた人、わりと年上のおじさん、etc。少し元気が出たところで、少し走る。この先にさらなる地獄が待っているので。

 残り5Km。ここからは死んだ足では歩くのもきつい上り坂。去年のレベルだと回り中歩いていたけど、今回は走ってる人のが大半。でも私はもう走れる余力はなかった。それどころか、四つんばいになりたいし、そのまま路肩に横たわって寝てしまいたいくらいぐったりしてた。寝たいー死にたいーと呪文のようにつぶやきながら、ひたすら歩く。フラフラしてたけど、涙は出なかった。歩いていると1Kmが長い。14分くらいかかったか。

 残り4Km、3Km、2kmを切ったところで、ようやく平になり、下りに入る。拷問を終わりにしたくて、死んだ足で走る。重力に従って下るくらいは何とかできた。そのまま走り続けてゴール。11時間10分41秒。去年より1時間45分も短縮してて、何かの間違いかと思った。ラスト10kmは去年より2~3分も遅かったのが謎だけど…やっぱりはっぱかけてくれる人がいないとダメ人間かw 女子100Km完走者199名中28位。上位14%。ハーフが限界距離の私にしてはまあまあかな。

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 ゴールのときに名前を呼び上げられたのを聞いて、Y子ちゃんが出迎えに来てくれた。Y子ちゃんの結果は優勝! 車の中では絶不調で調整もうまくできていないと言っていたのに、やっぱり強い。すごい人だなあ。もうバスが来るから帰るとのこと。最後に会えて良かったな。

 豚汁を食べ、同じ宿の女性と再会して宿に戻って、とりあえず念願だったトイレに行き、布団に横たわったものの、汗と埃でベトベトの身体が気持ち悪すぎて、足をひきずって風呂へー。同室の人はまだしばらく帰ってくる気配がなかったので。服脱いであちこち点検したけど、今年はそんなに壊れてる感はない。足首もまだちゃんとあるし(過去2回のウルトラでは、足首が腫れてくびれがなくなってた)。疲労が蓄積した筋肉痛は感じるけど、怪我の兆候はない。筋肉痛さえ抜ければ、多分またすぐに走れるな。

 今年はかなりの人が関門に引っかかったり、体調不良によりリタイヤしたりで、完走者はだいぶ少なく、おまけに後泊する人も少なくて、わずか8人。この中で完走メダルを受け取れたのはたった2人だった(汗) みんなレースのダメージでくったりしてたので、おとなしく飲んだり食べたりして、23時ごろ就寝。朝方見てたシアワセな夢の続きを見たかったのに、何か変な夢しか見れなかった。ホーネットを洗車しなきゃいけないのに、ガレージに幽霊がいて怖くてできないとか何とか。

 朝起きたらやっぱり足がひどく痛み、立ち上がったり階段下りたりがひどく苦痛だったけど、それでも一日有休はとれなかったので、しぶしぶ会社へ。でっかいスポーツバッグ肩からかけて、足を引きずりながら、メダル取り出して「お休みありがとうございますー無事に100km完走できましたー」とご報告。イケメンと評判の高い上司は大して興味なさそうな顔してて、つまんねー野郎だなーとか考えてた。去年はそのまま整骨院行って、ボロボロの身体をメンテナンスしてもらえたのにな。今年は転職して5ヶ月目で、まだ有休がないんだ…。

 結論。とりあえず人様にご報告できるくらいの、やっとこさっとこ参加してるだけみたいなタイムではなくなったから、もうウルトラは満足。これ以上お金もないし、多分これで卒業。私は自分の戦えるフィールド、10Kmやハーフマラソンで勝負していこうと思う。レース1回参加するのに3万とかかけて、一回走っただけで日常生活も満足に送れないくらいのダメージを負って、入賞もできないレースに参加するのは割りに合わないし。

 入賞するのとは別の充実感があるのはもちろんなんだけど、とりあえず金銭問題が解決しない限りはもう参加は無理だな。お金の問題でできないことが出てくるっていうのは、悲しいけどしょうがないね。人は自分のリソースの範囲内で活動するわけで。体力・気力・走力的な問題でウルトラマラソンを走れない人もいれば、私みたいに金銭的な問題で走れない人もいるんだってこと。

 得たもの。ウルトラの練習は特にしてなかったけど、普段の走り込み、筋トレでもかなりの走力UPにはなっていた。90Km過ぎまで自分の華奢な足が持ったのはびっくりした。去年よりはダメージもだいぶ少ないし(今は隣の席の子に笑われるくらい生まれたての小鹿のような動きだけど!)。丈夫になったな私の身体。どこまで鍛え抜けるか興味はあるけど、まあ、ここまでだな。それよりスピードをつけよう。距離は年取ってもできるから。

 明日はヨガ行けるかな。階段はもはや一段ずつ、横向きにしか降りられず、駅ではどんなおばあちゃんよりも遅い動きだったよ…。どの駅もエレベーターとエスカレーターを完備してよ…。

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コメント

2Q!3

2015/04/2418:56

タイムをしっかり書いちゃうと、本名が分かっちゃうね(大会記録で)
大丈夫かな?
写真でお顔も拝見できちゃうかも。

ゆま

2015/04/2422:12

>2Q!3さん
そうですね…。

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