2001年3月4日(日)  〜16日目〜  晴れ→雨・みぞれ・雪・強風  124.0Km
 今日は全国的に大荒れの天気になるってことで、びくびくしながら起きたら、まだ晴れてる。風も吹いてない。今のうちに逃げなきゃ〜と、7:40、出発。



 どこまで逃げ切れるかわからないので、YHの予約はしない。とにかく走る。だんだん黒い雲が視界に入るようになる。マジ怖い〜。下関方面に向かっている限り、雲から逃げる方角だ。たまにトイレ休憩する以外、停まらない。寄るつもりだった道の駅を通り過ぎても停まれない。黒い雲はどんどん近づいてきて、風も強くなりつつある。関門トンネルに入ったときは心底ほっとした。せっかくの本州入りも何ら感慨に浸ってるヒマもなく、走り通し。



  トンネル出てすぐに左右どっちに向かうか迷ったけど、とりあえず最終的に広島に着けばいいだろっと、カンでR2を選択。とりあえず正解。R190に入る前に給油。雨がパラつき始めたけど、時間かけてレイン装備するより、さっさと宿に着く方を選択。…これは大失敗。宇部市に入ってついに雨、本降り。あられや雪も混じってる。どうにも耐え切れずに屋根のあるところを探す。


 中古車ショップに入ろうとまで思ったけど、何とかガソリンスタンドを見つけて入る。さっき給油したばっかだし、もう1リットルも入らない。非常に申し訳ないけど、隅っこにバイク停めさせてもらって、とにかくあったかい紅茶を買ってあったまる。もはやここまでってあきらめて、宇部湖畔YHに予約入れて、今すぐ入っていいか聞いたらOKってことなんで、レイン装備してGO。装備に手間取っているうちに、すさまじかったぼた雪もやんできてる。まあ、もう路面ビショビショだし、レイン装備なしじゃ走れないからいいけど。


  道は案の定、全然わからず、グルグルグルグル…方向感覚すら全く失った頃にようやく看板を見つけた。けど、看板通り進んでYHまであと100mの表示の後、グラウンドに突き当たる。そこから先に道はない。はぁ??って思ってその辺の民家を全部見たけど、どれも違う。冷静に看板からグラウンド入り口まで走ってメーター見たら、100mない。もしやこの先かー?って見てみたら、グラウンドの向こうに宇部湖畔YHと書かれた建物が。別に砂利ダートじゃないから走るのは怖くないけど、土のグラウンドはボコボコ穴があいてて水たまりだらけ。ホーちゃんが汚れちゃうよーって泣きそうになりながら走って、ようやくたどり着いたー。


  もう身体の芯まで凍えてて、荷物下ろすのも、カギ抜くのも忘れてとにかく室内へ。ストーブにあたってようやく生き返る。すでにジーンズ、ビショビショだし。YHってほんとは受付は15時とか16時からなんだけど、入れてくれたペアレントさんに感謝。しばらくお話。ペアレントさんはダジャレ好きらしい。私はそっこーで天然であることが指摘される。最近、会ったばっかの人に「天然でしょ?」って言われることがすごい多い。天然ってどういうことー??


 まだまだ時間があるし、雨はあがったし、このままだと山口県を何も見ずに終わってしまうんで、秋吉台に行こうかなーと思うんだけど、出発しようとすると空は曇り、雨がぱらつく。しょーがない、あきらめっかって思うとまた晴れてくる。なんだか天気にからかわれてるみたい。こんなことを3〜4度繰り返して、とりあえず昼食だけ何とかしようとホーちゃんでまた外出。すぐに雨とあられが降ってくる。シールドにびしばしあたって、傷つきそうで怖い。


 スーパーでなんか買って帰ろうと思ってたけど、可愛らしい喫茶店を見つけて入る。ビショビショのレインウェアでこぎれいな店内に入るのはためらわれたけど、意外にも快く迎え入れてくれた。ケーキとかおいしそうだったけど、節約。オムライスを頼む。秋吉台に行くって言ったら、すんごい親切に道を教えて頂き、食べてる間に空も晴れてきたから、このまま行っちゃおうって思ったけど、ホーちゃんに乗ろうとしたらまた降ってきやがった。この天気は絶対私を狙ってる。もしかして、昨日の羅漢寺でおみくじ代をごまかしたバチがあたってるのかも(-ω-;) もう今日は出かけるのはあきらめた方がいいっぽい。


  …って思ってたら、ペアレントさんに「デートに行こう。一番いいカッコしておいで」って言われた。いいカッコも何も、バイクに乗るときはきれいな服なんて持ってこないっすよ。バイク用のジャケット以外、まともな防寒具もない。とにかく寒いし、重ね着しまくる。玄関から車まで走るだけでもびしょびしょになっちゃうくらい、風と雪がすさまじい。いったい車でどこに行くんだろう。夕食の買出しかな〜って思いながらペアレントさんと話しつつドライブ。


  十字路で「どっちに行きたい?」って聞かれた。標識には萩とか秋吉台なんて地名が書かれてる。行きたいのはもちろん秋吉台だけど、そんなワガママ言ってもいいんだろうかって迷って返事できずにいたら、ペアレントさんは秋吉台方面にハンドルを切った。マジっすかー、連れてってくれんの? すげー、感激だー。時間ないし、秋吉洞には入らなかったけど、資料館に入って洞内に生息するいろんな生物や植物、鉱物を見た。不思議生物、大好き♪


  そして秋吉台。何か吹雪いてて、何も見えません。風もすごくて激寒。「とりあえずあそこの屋根のあるところまで走るんだ!」なんてカンジで、2人して走り回りつつ観光。さんざん苦労して、帰る頃になったら雪やんで晴れてきた。ペアレントさんごめんなさい、この天気は私のせいなんです、多分。

枯草のカルスト台地が…
あっという間に真っ白に…


 YHは各部屋にTVあるし、暖房あるし、快適。食事もおいしいし、夜はコーヒーとお菓子まで出してくれた。宿泊客は私一人だけど、ペアレントさんとコタツでお茶飲みながらTV見たり、お話ししたり、何か家族みたいでそんなに寂しくなかった。サバイバルな一日だったけど、生き残れたんだから良かった。


 夜、アオイ君からTEL。今は広島らしい。追い越されてしまった。

4日 5日 6日 7日