2006年1月3日(火)〜4日(水)  〜ドルフィンウォッチング→南島上陸→帰京〜  晴れ

 起きたら女の子部屋は2人を除き全員風邪ひいてた。私もそのうちの一人。男の人たちもけっこうヤバそう。そして外は強風。悪条件しか見当たらないけど、今日は午前中、予約してたドルフィンウォッチングなのです。小さな船に乗り込んで、いざ出港。どうせすぐ出すに決まってるんで、朝ごはんは酔い止め1錠のみ(-ω-;)

 湾の中からすでに大揺れ。上下左右に揺すぶられ、波に飲まれんばかり。うわーい、まるでジェットコースターだぁ(≧∇≦)ノなんて楽しんでみようとしたけど、そっこーで甲板からケロケロ…。


 一度ケロればしばらくは具合よくなる。で、またこみ上げてきて…の繰り返し。でも着実に体力は削られていきます(≡д≡)

 正直、イルカじゃなくてクジラを見に来たのですが、この季節はドルフィンウォッチングツアーしかないんです。いたらクジラを追いかけるって言われてて、そんなに期待していなかったけど、逆にイルカがいなくてクジラを見れた。

 何度もケロって薄れ行く意識の中、巨大なクジラの尾びれが見えた。あんなデカい生物、ほんとにこの世にいたんだなぁ。



 さらに小さな船に乗り換えて、南島に上陸する。海がほんと綺麗なんです。これでも海が荒れてるせいで濁ってるらしい。澄み切ってるときはいったいどこまで見えるんだ。

 貴重な自然を保護するため、 11〜1月は南島は立ち入り禁止なんだけど、年末年始だけは観光客に解放される。一日の入島人数、一人のガイドが連れて行ける人数は、しっかり制限される。




 上陸したらすぐに船酔い回復するかと思ったけど、しばらくはぐったり、げんなり。乗客の中で私が2番目にひどそうだな。明らかにいちばんひどいおばさまはもう座り込んで散策あきらめてた。

 厳重な自然保護。散策するときも、細い遊歩道に沿って歩く。道からそれちゃダメ。 かつてはこのあたりも荒れて赤土がむき出しになってた映像を見たことあるので、素直に従います。

(←さっき上陸した鮫池を丘から望む)



陰陽池。小さな島の淡水の池。雨水なのかな? こちらは大荒れの海とは関係なく、静かなたたずまいでした。
 池までの砂浜にはびっちりヒロベソカタマイマイの化石。南島では持ち上げるだけでNG。孵ることなく死んでしまったウミガメの卵や強風で飛び立てず力尽きた鳥の姿もあった。




 小笠原でいちばん見たかった場所、扇池。小さな湾は石灰岩に囲まれて、青く透明な水をたたえた池みたいになってる…はずだったんだけど、大荒れの今日の海ではまるで東宝映画のオープニングみたいな白波。それはそれで迫力の風景だったけど。

 風がほんとすごい。砂粒がぴちぴちあたって痛いし、デジカメのすきまに入ってしまう。髪は潮と砂でぐちゃぐちゃどろどろ。船の上ではケロケロしまくりだし、もうほんとどうでもよくなってくる…。





 また船に乗り込む。だいぶ慣れてきたとはいえ、ちとつらい。舳先(へさき)で座ってると少しは楽なことに気がついたけど、波しぶきでびしょびしょになっちゃうんだよなぁ。

 千尋岩。別名ハートロック。ジョンジニ行った小笠原初日にも陸地から見たけど、やっぱり海からまっすぐ見た方が綺麗にハート型♪



 野生のウミガメ発見。しばらくぷかぷかしてくれてた。1mくらい。お正月に放流したあいつらも元気に育ってくれるとよいな。
 右写真、岩穴のところで泳ぎたい人は泳いでくぐってました。魚とかいたりするらしい。笑顔が作れないくらい船酔いで死にかけな私が着てるレインウェアは船の中で貸してくれます。ないと全身びしょびしょ間違いなし。



 父島に戻ってきたらそっこーで帰り支度。原付返却して、荷物まとめて二見港へ。YHのみんなで記念撮影。島の人と居残り組がずーっとお見送りしてくれる。船に乗り込んだり、泳いだりして追いかけてきてくれた。さっきまで乗ってた船、傍から見るとこんな状態だったのか。波で全く船影が見えなくなる勢い…。



 船体中央に横揺れ防止の設備があるんで、船室が前か後ろかで快適さは雲泥の差。小笠原ベテランの山ちゃんの見立てで後ろになるようにタイミング見計らって乗り込んだはずが、よりによって舳先…常に海中にあるはずの2等船室、船底の奴隷部屋でさえ背中から海面に落ちるのを感じるほどにおがまる大暴れ。

 上半身起こすだけで「うぷっ」とくるので、ひたすら横たわっているしかない。そして私とのんたんはけっこう風邪重症ぽい。身体が熱い…そこら中の関節が痛い…。



 起きても揺れは収まる気配を見せない。のんたんは相変わらず風邪がひどく、ウッディーは船酔いで死にかけ。私は直前にもっとひどい船に乗ってたせいか、みんなより少しマシぽい。そんなんで、TVのチャンネルつけに行ったり、ジュース買いに行ったりしたげました。こういうときは助け合い。何するにも決死の覚悟。最短時間で用を済ませてさっさと横にならないと何か出しそう…。

 25時間半で竹芝に到着する予定が、29時間かかってようやく到着。行っちゃえば楽しい島だけど、この船旅はかなりつら…。



 5人で打ち上げ。ビルの中の居酒屋に入っていくと、「ヤバいよ、このビル、すっげぇ揺れてるよ」…激しく陸酔いしてます。

 私は見知らぬ風景をあちこち見てみたいってキモチの一環で訪れただけだけど、すごく小さくて、訪れる手段はおがまるしかないにもかかわらず、小笠原は通い続ける人の多い島でした。3月末からのんたんが住み着くこと決定だし、まだ海の中は全然見てないし、また機会を作って行ってみなくちゃだ。

12月29〜30日 31日 1月1日 2日 3〜4日 旅先日記 MAP