2005年12月31日(土)  〜ジョンビーチ・ジニービーチへハイキング〜  晴れ→曇り→雨

 朝イチで昨日借りた原チャを受け取りに行く。受付がやたら適当だったので、お金は払ったもののほんとに予約できてるのか心配だったけど、「Good morning! Reservationのゆまでーす♪」とサンタのおじさんとこに行ったら「Oh! マッテタヨー」と全然OKでした。
 (↑小笠原村ナンバー♪)

 やたらあちこち割れてるなーって思ったら、「酔ッパライノ小僧ガ事故ッタヨ」とのこと…まぁ、動きゃいいや(-ω-;) ガソリンがリッター220円っていうのはちときつい。

  スクータータイプは慣れないポジションと非力なパワーが怖くて慣れるまでびくびくだったけど、慣れてきたらやたら楽しくなってきた。ぷいーんって気軽に走り出せる軽さと、島の大きさが原チャでちょうどよいカンジ。


 ラッキーさんの身支度待ってたら、YHの前でお出かけしそうな原チャ集団を発見。「どちらに行かれるんですかー?」って聞いたら同じジョンビーチ・ジニービーチだって。どうせ行くなら一緒に行きましょーってことで総勢6名でハイキング決定。

 原チャで来れるのは小港海岸まで。まだ海とか港の風景しか見てなかったけど、小笠原も中に入ればこんな深い森と川の風景があるんだなー。ここだけ見ると、小さな島とは思えない。9:45、小港海岸から歩き出す。


 出発してすぐにあるのは「野ヤギ侵入防止ゲート」。かつて家畜として飼われていたヤギが、今は野生化して草木を食べる害獣となってる。実際山を歩いていたら、どこにでもヤギのフンが落ちていて、メーメー鳴く声がずーっと聞こえてた。

 まずは中山峠まで登る800m。最近は乗馬もやってるし、そんなにきついことないだろーって思ってたけど、いきなり息が上がる。やっぱり自分の足で歩くとなるとひ弱だ、自分…。



 さっきまでいた小港海岸。浜辺からはわからなかった海の青さに感激です。砂が白いからこんなにクリアに青が発色するんだなー。ちょっと色が違うところはサンゴ礁。湾の中ではドルフィンウォッチングの船がイルカの周りをぐるぐるしてるのが見えた。



 道は大体こんなカンジ。南国チックな植物が茂ってる中をけもの道みたいな歩道が通ってて、要所要所で道標もあるし、簡単な地図さえ持っていれば迷うことはないと思います。

 小港海岸から先はお手洗いとか水道とかありません。1リットルの飲み物持参したのでヒップバッグが重かった。

 けっこうアップダウンのあるルートだったけど、ラッキーさんがみんなのペース考えながら休憩入れつつ歩いてくれたので、挫折することなく最後まで楽しくハイキングできました。ちょっとルート外れて冒険もあったけど…≧(´▽`)≦



 ブタ海岸に到着。名前の由来は、かつてここでブタの養殖をしてたから、とのこと。砂浜は砂利まじりの灰色の砂で、あんまり綺麗ではない。砂が深くて歩きづらい。ここでこの先の登り道を考え、杖代わりの竹ゲット。

 トーチカ発見。島のあちこちにこういった戦跡が残されています。




 ↑ルート最高峰・高山から見た風景。真ん中の細長い島は南島。一日の入島人数や一人のガイドが連れて行ける人数も規制して保護されてる島。11〜1月は立入禁止期間だけど、年末年始だけは観光客のために解放されてるので、小笠原最終日に行くつもり。

(高山頂上の近くから入れる戦跡。元は観測所として使われてたとか→)


 そして12:15、ジョンビーチ到着。疲れたー(〃´o`)=3 ジョン・ジニはこうやって歩くか海からしか訪れる手段がないのです。石ころやサンゴがごろごろしてる海岸に座って、みんなでお昼。私はYHで握ってもらったおにぎり2つとスーパーで購入した島ドーナツ。

 考えてみたら今日は大晦日。あと12時間後には来年だ。ちっともそんなカンジしない。



 そしてさらに崖を登り、下ってジニービーチを目指す。途中の道はひどく急なアップダウンで、さらさらの白い砂に足を取られ、1,000〜2,000年前に絶滅したヒロベソカタマイマイの化石がごろごろしてて、足や手をつく場所に迷う。苦労して降りたジニービーチは、真っ白な砂浜と透明な海が広がってて、すごい綺麗。写真じゃ全然伝わりません。シーカヤックで来た人もいっぱい。歩くのとどっちが疲れるだろう?




 「上から見たら綺麗なんじゃね?」と言い出した一人のお兄さん。「それ楽しそう!」と乗ったメンバーが3名、「疲れたからここに残る」というメンバーが2名。荷物置いて身軽になって、鋭いラピエ(石灰岩が永い年月をかけて風化してできた岩)に覆われた山で手や足に傷を負いながらも登ってきてみた。うちらの行動に興味持った一人旅お兄さんもパーティーに加入。

(←その甲斐アリ(≧∇≦)ノのジニービーチ)


 その後も先のお兄さんが「ここ突っ切れば距離短縮できると思う」と言い出し、明らかに観光ルートじゃなさげなけもの道を突っ切りながら先へ進む。途中、ヤギの赤ちゃん発見。近くによると逃げちゃうけど、うちらが進むと後ついてくる。むっちゃかわえぇ(*´ェ`*)

 「ゆきちゃーん(アルプスの少女?)」「くろちゃーん」などと、勝手に名前を呼ぶと「めええぇぇぇ〜」って返事する。っていうかやたら鳴きまくる。お母さんとはぐれちゃったのか?



 みんなで助け合いながら、崖を渡る…こんなに危険なルートだとは思いもしませんでしたよ(-ω-;) 何とか無事に全員渡り終えたところで、一人旅お兄さんは「ジョンビーチに忘れ物したかも!」と言い出し、一人、戻ることに…。

  そしてここまでうちらについてきたくろちゃんも、崖を降りることができずお別れ…達者でなー・゚・(つД`)・゚・


 スタート時の6人パーティーに戻って黙々と帰路を歩いていたら、一人旅お兄さんが追いついてきた。忘れ物の帽子は見つからなかったけど、くろちゃんは無事にお母さんと会えたらしく、そのことを伝えるべく走ってきてくれたらしい。いい人だ。

 そして道の脇の木に引っかけられてた一人旅お兄さんの帽子発見。大団円を迎えつつ、16:00、無事にスタート地点に戻ってこれた。汗まみれで手足が傷だらけで筋肉痛もつらいけど、楽しいハイキングでした。

(今はなき「陸軍省」の文字が残る→)



 YHに帰って街にぷらぷらおみやげでも見に行こうって思ったら、雨が降ってきた。ハイキング中じゃなくてほんとよかった。

  夕食後は甘酒パーティー。 昨日と同じくのんたんやウッディー、なっちゃん、坊さん(常に作務衣の坊主)なんかも来てる。みんなでしばらく呑んだ後、23時半くらいに近所の公園へカウントダウンパーティーへ。雨が降り風が吹く中ぶるぶるしながら0時を待つ。

 新年迎えたら花火が上がっておがまるが汽笛を鳴らし、島太鼓が鳴り響く。みんなで初詣行っておみくじもひいた。末吉。今年もいい年になりますよーに。雨風は相変わらず続いてる。こりゃ初日の出ツアーはないなと就寝。長い一日だった。
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