2002年5月4日
  今日はこのツーリングのメインの一つ・黒部ダムを目指す。自家用車では行けない秘境、ゴールデンウィークってことで観光客があふれているに違いない状況、あの有名な雪壁、そして雨…ライダーが行くのに適した場所じゃないっつーのは重々承知してたけど、それでも好奇心は抑えられなかったです。
 扇沢まではバイクで行ける。ここから先は車は入れない。駐車場は一日800円くらいかかるはずだったけど、バイクは無料♪ このまま富山方面に抜けてしまう人のために車の輸送サービスまであるという…私は行けるとこまで行って引き返してくるつもり。まずは電気で動くトロリーバスで黒部湖へ向かう。
 初めて見た黒部ダム。でか…。6月以降は放水が始まるらしい。雨風はいまだ強い。レインウェアは着たまんま。このレインウェアはフードついてるから便利っす。ここから黒部平まではケーブルカーでトンネル内を通って行く。
 このときすでに風邪はかなり悪化してて、喉が痛くて唾飲み込むのもつらいくらいだったけど、ここの湧き水・破砕水(ダムを掘ってるときにこれが何度も噴出して、多くの作業員の命を奪ったという)は全然喉が痛まなかった。冷たくてめちゃめちゃうまい。
 今度はこのロープウェーで大観望を目指す。途中に支柱はない。これってすごいことらしい。っつーか、前方が雲や霧に隠されて何も見えません。もう辺りは雪景色だし、スキーとか担いだ人もいるし、なんてライダーに似つかわしくないとこに来てしまったんだろねえ。
 さっきまで近くにいた黒部湖がこんなに小さくなっちゃった(写真中央部)。しっかし見通し悪い。せっかくがんばってこんなとこまで来たのに…ここまでの交通費総額6,000円くらい。ロープウェーの駅は観光客でごった返してて、身の置き場もないくらい。帰りのロープウェーはもらった整理券の順番でしか乗れません。団体客がはけるまでは乗れないカンジです。
 駅から展望台へ行くときは、この雪のトンネルを通らねばならないのです。すっごい積雪量。ほんとは有名な雪の壁(十数mになる積雪を掘って道を開通させてあるヤツ。世界でも珍しいらしい。だってそこまでして開通させる意味ないじゃん、こんな山奥)とか見たかったんだけど、それにはここから室堂ターミナルまでトロリーバスで行き、さらにそこから観光バスに乗らなきゃならなくて、そうすると交通費総額は1万円を越えちゃうし、時間もないんであきらめた。
 ふもとまで降りて、お昼。出発前にみた旅行番組で、この辺でイワナの刺身が食えるって聞いて、絶対食おうって思ってた。肉でも魚でも生が好きだけど、川魚の刺身って滅多に食えないもんね。そして見つけた大きな料亭。イワナ御前は松・竹・梅ってあったけど、竹以上じゃないとイワナのお造りがついてないから、もちろん竹を注文。食前にはサービスでイワナの稚魚の踊り食いがついてたけど、メダカみたいに小さな稚魚が1匹、桜の花びらを浮かべたお椀に入ってるという、可愛らしいものでした。もちろん、美味しくいただきました♪

 宿に向かって日本海沿いを走ってるとき、ホーちゃんの総走行距離が30,000kmを超えた。ほんとよく走り回るなー、ホーちゃん。大好き♪ この日の宿はYH天香寺。マジでほんとにお寺。玄関から自分の部屋までは本堂通るけど、全然怖い気がしない。古いカンジがないからかな。宿泊者は年の近い子が6名、同室の人は大学生のお子様がいるという女性。でも、3年前にバイクの免許とって、バリオスでこうして旅してるんだって。すごい。宿が見つからないときはその辺で寝袋で寝ちゃうつもりらしい。私よりずーっと積極的に旅してる人でした。年を重ねても守りに入らない生き方、尊敬します。
 YHのこの辺って、ツーリングマップル・関東の端っこギリギリの位置。もうちょこっと西へ進めば、中部・北陸になってしまう。私は地図がないと走れないので、この一線だけは超えないように旅してきたけど、同じ理由でフラストレーションたまってた一人は「ダメだ、オレ、ガマンできないッ!」と中部・北陸を買ってきてた…あっち側に行っちゃうんですか、いいなあ。
 明日はすっごい早起きしなくちゃいけないんで、早く寝る。今日はレイン装備をめんどくさがってブーツカバーをしなかったら、ブーツぐちょぐちょになっちゃった…。一応新聞紙をもらって入れてはみたけど、乾かないだろなあ。
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