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 アルちゃんが昨夜亡くなりました。いよいよダメかなと思ったのが9月26日(金)の夜で、その後も1~2匹ゴハン食べたけど、それっきり食べなくなり、毎日起きたとき、会社から帰ってきたとき、覗き込むたびに死んでいることを覚悟するような状態で、それでも2週間も持ってくれた。つくばに帰る前夜だった。ある意味、いいタイミングでした。今日、実家に連れて帰ってきて、庭に埋めてあげることができました。東京では埋葬する場所すら見当たらない。

 初めて飼ったヒョウモントカゲモドキで、活餌をあげるということも初めてでした。抵抗がなかったわけじゃない。心底嫌だったけど、それを上回るほど、可愛い生物だと思ったんだ。実際飼ってみて、その直感は正解でした。特にアルちゃんは可愛い子だったな。

 いい意味で無神経な子で、がさつな私とは相性が良かった気がする。人見知りもせず、特に病気をすることもなく、重篤な拒食に陥ることもなく、丈夫でスクスク育って、回し車なんかもすんなり使い方覚えて、意外なくらい綺麗に成長して、冬なんかフリースの胸元に入れてやると喜んでぬくぬく温まってて、思いがけず雑誌やNHKにも出演できた。すごくすごく良い経験だったなあ。アルちゃんはシアワセだっただろうか。

 いよいよと感じたのは9月の終わりだけど、その前からずっと痩せていたし、今から考えたらもっと前から兆候があった。今後同じ問題に突き当たる人がいるかもしれないので、何かの役に立つかもしれないし、書いておきます。

 いつからか忘れたけど、たまにアルちゃんがコオロギにかぶりつきながらも、ポイッと捨てるようになった。いつもじゃなくて、ごくまれに。何匹か食べた後。私はそれを、かぶりついてはみたけれど、もうお腹いっぱいなことに気がついて「やっぱいーらないっ」っていうアルちゃんのワガママかと思って、心底怒ってた。コオロギを食べることを悪いこととは思わない。私たち人間も他の生物の命をいただいて生きている。でも、無駄に殺生することは良くない。ふざけんな、噛み付いて怪我をさせたのなら、きちんと最後まで食べろって、すごい怒ってた。

 ここ1年くらいは何だかすごくやせてた。食欲は特に問題なく、よく食べているのに、もう尻尾は全盛期の3分の1くらいまで細り、あまり活発に動くこともなくなった。綺麗だった色もすっかり褪せた。それは年のせいだと思って、特に問題視もしていなかった。ただ、アルちゃんとのお別れが着実に近づいてきていることは寂しかった。

 ここ数ヶ月。口をパクパクさせることが多くなってきた。何してるのかなあと思ってた。

 1ヶ月くらい前か。左の口の端が傷ついているのを発見した。傷というか、ただれてるというか、傷ついたところに肉が盛り上がっているような、そんな状態? 口角炎の重症版みたいな。だから口が少し開いてる。口をパクパクするのも、そこの違和感のせいかもしれないことに気がつき出した。それでもまだエサは普通に食べる。脱皮したら元に戻るとか、自然に治るんじゃないかと思ってた。

 そして9月26日(金)、会社から帰ってきてふと見たら、痩せ方がハンパない。頭蓋骨が浮き出すくらいに痩せてる。いよいよ末期だと思った。翌日、アルちゃんを購入したショップにTEL。ひどく痩せているという状況を報告し、対処法を聞くも、もう7年という年齢から、ほぼ寿命だろうとの回答だった。エサも食べる、フンもおかしなことはない、となると、もう病気ではないだろうとのこと。あとはただ、温度と湿度を上げ、栄養のあるものをあげる。例えばピンクマウスの皮を剥いだもの。皮は消化が悪いから取り除いたほうがよいらしい。

 マットヒーターはもうとっくにつけ始めてて、ケージ内は30℃くらい保たれてる。湿度は低いようだから、キッチンペーパーを濡らしたものをぶら下げた。すぐに乾くから、毎朝毎晩濡らした。30日(火)、2匹のコオロギを食べたけど、自力での捕食はこれが最後だった。食いつくけど、ポロポロ落とす。この辺りで、ここ数年たまにコオロギを落としていた現象が、もしかしたら口の違和感から来ていたのかもしれないことに思い当たった。原因なくして異変はないのかもしれない。このときは、食べやすいようにピンセットで持ち直して口元に持っていってあげたら、何度目かにようやく飲み込めた。

 10月1日(水)、2日(木)に渡って出たフンは、もう下痢状だった。上手く消化が出来ていないということ。エサを食べようとはしない。ショップを訪れ、状況を報告。もはや解決の方法もなかったけど、少しでも栄養を取らせたいのなら、コオロギの中身を口の周りにつけてあげれば、なめて摂取するかもしれないとのこと。そういうことをためらいなくできるタチではなかったけど、この日は帰ってすぐに実施した。アルちゃんは口をつつくとなめる癖があったから、摂取させるのはわりと簡単だった。水も摂取できていない可能性があったから、スプーンで多少送り込んだ。でも、それが使えたのもこのときが最後だった。数日後にもう一回実施したけど、もう舌は出さなくなってた。

 もうやれることはなくなった。毎日加湿だけは実施した。アルちゃんはほとんど同じ場所でじっとしてたけど、たまに動いた。そんな身体で、シェルターの上にある水入れに入り込んでいたこともあった。あんまりずっと水に浸かっているから、身体が冷えることを心配して出してやったりもした。

 病院に連れて行こうとも思ったけど、なかなか都合のつくときに予約が取れず、ようやく取れたのが10月14日(火)の17時だった。会社も休むことを伝えてた。連休明けに休むことをひどく渋られたけど、こんな仕事よりアルちゃんの命の方がずっと大事だと思わない上司(笑)が馬鹿だと思った。

 11日(土)、マラソン大会から帰ってきたとき、アルちゃんはまだ生きてた。いつものように加湿のキッチンペーパーを濡らし、あとは私はTVを見たり、PCいじったりしてた。日付が変わって1時半頃、寝ようと思い、その前にまたペーパーを濡らそうとケージを覗いたら、アルちゃんは仰向けになってた。恐らくもう終わったと思ったけど、念のために元の体勢に戻そうと触ったら、天を向いて突っ張った手足すら動かないことを見て、確信した。最後のときに気づいてあげられなくて悪かったなと思うけど、この体勢を見ると、最後に何か苦しんだのかもしれないから、その様子を見ないで済んでよかったと安心する気持ちもある。もうここ2週間、ほとんど眠り続けてるような状態だったんだから、願わくばそのまま眠るように静かに逝って欲しかったな。こんな小さな身体で、可哀想に。

 ちょうど今日はつくばに帰ってくる予定だったので、箱に入れて、実家まで。カメたちは一度、実家に預けるためにバイクに乗せたことあるけど、アルちゃんをバイクに乗せたことはなかったなあ。ちょっと運転荒い霊柩車でごめんね。明日の台風が来る前に埋葬してあげるために、ちょっと急いでた。家に着いて、母親と一緒に庭の隅に埋めてあげた。自然に帰るっていうのも何か変な気がするけどね。ヒョウモントカゲモドキは日本のイキモノじゃないし、アルちゃんは恐らく何代も前から品種改良を兼ねて人工繁殖で作られた命だから。でもまあ、これ以上の埋葬方法は私には思いつかなかった。

 今まで飼ったイキモノは、金魚やメダカだったり、セキセイインコは何の兆候も見せないまま、急にコロッと死んでしまったから、年取ったことを感じる間もなく逝っちゃったし、ハムスターは病院に連れて行ったりもしたけどその日のうちに死んじゃったし、こんなに長いこと、弱っていく様をまざまざと見ながら、それを食い止めるべく努力をして、介護してっていうのは初めての経験だった。生後2週間の赤ちゃんのときにうちに来てから7年間、いろんな経験をさせてもらった。爬虫類との付き合い方を少し知れた。活餌をあげることに対して「気持ち悪い」としか思わないまま終わる人間からは脱却できてよかったな。今もiPhoneの待ち受けはアルちゃんのままだし、しばらくは変える気もさらさらない。考えれば考えるほど悲しくなるから、いなくなったことはあんまり考えないことにしてる。

 最後にコオロギが一匹残った。これがまたよく鳴くヤツで(笑) 毎晩うるさいくらい元気いっぱいで、そのうちこれも強制給餌に使わなきゃいけないのかなと思っていたけど、もう意味はなくなっちゃった。無駄な殺生はしたくないし、日本では自然にいない種類のイキモノなので、放すわけにもいかないし、今はコオロギ飼いと化してます。アルちゃんの置き土産。せいぜいアルちゃんの分まで元気に生きやがれ。

 ここに来て急に私を引き止める枷がなくなっていく。行けっていう誰かのメッセージにしか思えないね。一生をケージで過ごしたアルちゃんの分まで、私はうろつこう。

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コメント

ティーテイ=ウー

2014/10/1309:29

アルちゃんのことはずっと見させていただいてきたので残念だし淋しいです。
でも、寿命をまっとうできたのだし、ゆまさんとアルちゃんとのことをみてきて、アルちゃんは本当に幸せな人生(?)だったろうなぁ…って思います。

ゆま

2014/10/1401:42

>ティーテイ=ウーさん
ありがとうございます。
寿命10年くらいと聞いていたので、もうちょっと長生きしてくれるかなと思っていたのですが、
最期まで看取ることができてよかったかなと思います。

あぼぱぴ

2014/10/1416:51

7年来も連れ添って、遂に看取ったのですね。
心中お察し申し上げます。

ちなみに、「アルちゃん」は略称・愛称なのですか?
「ホーちゃん」とか「ぜったん」って呼び名も、最近お見かけしないなぁ。

ゆま

2014/10/1509:05

>あぼぱぴさん
ありがとうございます。

kawana

2018/10/2116:54

レオパに腹を立ててどうする。
ちょっとご自分の性格見直した方がいい。

ゆま

2018/10/2209:14

>kawana
私もあなたのような性格のいい人間になりたいものですw

やもり

2018/11/1600:25

私もヒョウモントカゲモドキを2匹飼っています。
いつか、お別れの日が来るのはきちんと分かっていますが全然心の準備が出来てません。
しかし、そのうちの1匹がもしかしたら近づいているのかもしれません。
3度病院に連れていってますが、健康とのことで治療はしてません。でも、毎日見てるので分かるのです。多分、これからもっと弱っていくのだろうと。

初めて拝見しましたが、心中お察しします。
何年も前の記事にコメントすみません。
涙ながらに読ませて頂きました。
管理人様、アルちゃんともにお疲れ様でした。

ゆま

2018/11/1610:47

>やもりさん
コメントありがとうございます。
レオパ可愛いですよね~~。
何気なく飼うことにしましたが、本当に飼ってよかったなあって今も思います。
活餌をあげることを含め、いろいろ勉強させてもらいました。

アルちゃんがいなくなってから気が付いたらもう4年過ぎちゃいました。
スマホの待ち受けはいまだにアルちゃんのベストスマイルですw
アルちゃんがあまりに可愛かったので、次のヤモリさんには手を出せずにいます。

小さいペットはどうしても人間より寿命が短いから、老いていく様子を見守ることになってしまいますよね。
でも、そんなに愛されて大事にしてもらえたなら幸せですよ。
良い飼い主さんに出会えて幸運なレオパちゃんです。
できるだけ長く元気で過ごせるように祈ってます。
お世話、頑張ってくださいね。

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