2007年夏休み 東北キャンプツーリング 2009年8月1日(土)

最初は北海道ツーのつもりだった

 考えてみれば、去年も一昨年も北海道ツーリングに行ってないのです。去年の8月1日から働き始めてちょうど丸1年。定期券の有効期限とか、お盆の時期は外したいとか、いろいろ勘案した上で、この時期に夏休みいただきました。9日間の夏休みを確保できる今年こそは、絶対に北海道に渡ろうって思ってました。ちょーど今年は旅仲間のビートさんが5月から日本一周放浪の旅に出ていたので、8月に北海道で再会しようと約束もしてましたし。

 ETCも装着したし、大洗からのフェリーは高いし、今年は青森まで自走の予定♪ 途中で一回高速降りて、一度覗いてみたかった秋田の某廃線跡を歩いたりしちゃおうとか、いろいろ計画してました。で、日程の目処も着いたところで連絡したら、ビートさんから言われた言葉が

「その日程だと青森のねぶたと重なるから、フェリー混むよ。予約しておいた方がよいよ」とのこと。

 そか。ねぶたがあるのか。昔行こうと思ったんだけど、そのときは仕事が休めなくて諦めたんだよなー(2007年8月末の北東北ツーリング)。せっかくだから、北海道に渡る前にちょっと覗いてみようかな、と。軽い気持ちで、大した計画もなく、フェリーの予約をすることもなく、走り出しました。

8月とは思えない寒さ

 金曜夜に荷造りして、早朝、自宅出発。8月になったっていうのに、なんか寒いです。北に向かうのに備えてウィンタージャケット着てたんだけど、東京−つくば間でも全く違和感ない装備。つくばでZRXに乗り換え。12時には出発したいなって思ってたけど、結局積載終わって走り出せたのは12時過ぎでした。まあ、今日は高速で一関まで行くだけだし。そんなに急がなくても大丈夫。今回も安全で楽しい旅になるとよいね、ZRX。

見知った風景が…

 途中で軽くエンジンの不調の予兆を感じたりしつつも、大きな問題もなく一関IC到着。今日の宿は真湯野営場。2年前の東北ツーリングで訪れてすごく気に入った、温泉そばの無料のキャンプ場なのです。その約14ヵ月後に岩手・宮城内陸地震があって、この近辺は大きな被害を受けたはずなんだけど、HP見た限りでは真湯野営場は営業してるようだし、安心してR342を走り始めたものの…。

 走り出してすぐに不穏な情報が…道路わきの看板に「真湯より先、通行止め」の文字。私としては真湯まで行ければいいから問題はないんだけど、やっぱりいまだに地震から復興し切ってないんじゃないかな? 途中のセブンイレブンで食料を調達し、さらに進んだところの酒屋さんで缶チューハイを買った際に、お店のおばちゃんに聞いたけど、この先の温泉はことごとく営業停止中とのこと。野営場営業中の情報も、実は震災前から更新されてないだけなんじゃないかって不安が頭をよぎる。

 真湯野営場までの道は、ただ真っ直ぐR342を走るだけで簡単に着くはずだったのに、途中で通行止めの標識と「←迂回路」の看板が出てきた。いよいよ、ヤバげな雰囲気。でも、引き返そうにもくねくねの細い山道と、時折交互通行になる工事中の砂利道の連続で、私@ZRXにUターンするだけの余裕もなく、泣きそうになりながら仮設道路をひたすら前に進むしかなく。2年前に通ったはずの国道はV字に折れてますよ…(涙)

懐かしい真湯野営場

 とりあえず、見覚えのある道に出た。確かに温泉は全部営業してない。お風呂はあきらめるよ。でも、今夜の寝床だけは安全に確保させて(涙)と、祈りながら走っていったところ、真湯野営場到着。駐車場には車が数台。ファミリーたちが賑やかにバーベキューをしています。バイク停めるなり子どもたちに取り囲まれ、「何しに来たのー?」「キャンプだよ(≡д≡)」「お姉ちゃん、バイトー?(←意図不明だー)」「はいはい、そうだよ、時給¥800だよ(≡д≡) あっ、マフラー触んな。泣くのはお前らだかんな(汗)」

 ガキ子どもたちはうっとうしいけれども、とりあえず一人じゃなくてよかったーと、そっこーでテント設営。子どもたちは木造のデッキ台にまで上がり込んでくるんで、「こっから中は私の陣地だから入っちゃダメ(≡д≡)!」などとやりつつ、今日の無事を感謝しながら食事を開始したら、あれ? なんか皆さん、撤収準備に入られてます。もしかしてここでバーベキューしてただけ? 泊まりはしないの?

 そういえばここってばほんとに営業してるのかなあ? 一応記入した利用申込書はやたらと湿気ってて、最後の日付が5月…。トイレの電気はつかず。ソフトバンクモバイルは圏外。他に誰も泊まる人ナシ。おまけに…あの大地震の被災地。そんな場所で、たった一人で夜を明かすのか…。否、考えるな。とにかく暗くなる前に酔え。そして寝るんだ。明るくなるまで目を覚まさなければいいだけのハナシだ( ̄Д ̄)ノ 家族連れが帰る前に、ぱぱっと夕飯片付けて、トイレ済ませて、そっこーで歯を磨いて、あとは夜明けまでテントに篭る計画。

救いの神が〜

 歯を磨いてたら、鉄板洗ってた人に話しかけられた。「ここに泊まるの?」って。「えぇ、まさかたった一人とは思いませんでしたよ〜」とか言ってたら、「うちら、この近くのコテージに泊まってるから来る?」とのありがたーいお言葉。もしかしたら社交辞令だったかもしんないけど、目の前に落ちてきた蜘蛛の糸を私は絶対手放さないんだから! 首ぶんぶん縦に振って、そっこーでテント撤収して、ZRXにまたがってお隣のキャンプ場へ〜。

 こちらは綺麗な一軒家のようなコテージが立ち並ぶ、ハイソサエティーなキャンプ場です。あっちが野営場を名乗っている理由がわかる気がするー。賑やかで人の溢れる明るい室内。クーラー効いてます。お風呂も入らせていただきました。自分の食料は全部食べ終えてたけど、「お酒飲む?」って缶チューハイいただきました。ジンギスカンまで焼き始まっちゃったりして。真っ暗な被災地でテントで一人夜を明かそうとしていたさっきまでと雲泥の差。涙が出そうです。小憎らしかったうるさいガキどもはお子さまたちに昇格、今や抱きしめてやりたいくらい愛おしいわ(←…)。

家族団らん

 この集まりは地元の子ども会だったのだそうです。たまたま地区の家族連れが集まって、バーベキュー&コテージキャンプを楽しむ日だったようで。年とか性格が様々なご家族がいて、なんかお話聞いてるのも面白かったです。ほぼ全員が私より年上なんで、バイクでぶらり一人旅な私は何くれと可愛がっていただきました。最年少の奥さんと私が同い年だった。とはいえ、その方はすでに3人のお子さまがいるんだけど(汗) 人生の先輩だわ。

(←敷地内にあった足湯)

 これからねぶたに行ってみるんですよーって言ったら、かつて青森に住んでいたという奥様に、「祭りでみんな気が立ってるから怖いわよー。女の子一人なんて危険すぎ。油断したら路地裏に連れ込まれてうんたらかんたら…」的なことを言われたんだけど、それマジですかー(-ω-;)??

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