2000年8月12日 晴れ 421.7Km
 6時に起きて、身支度。7時前には釧路湿原へ向けて出発。市内は道が複雑で迷いまくり。R391に入ったら、今度は寒さに耐え切れず、レインウェアを上だけ着る。朝のうちだけだと思ってたけど、結局、今日一日、これを脱いで走ることはなかった。


 細岡展望台への道はダートに近い、舗装の荒れた道。ギア落として慎重に走る。展望台まではバイク停めて歩いていく。うおー。すげっ。ものすごく広大な森。天気はよくないけど、広さに圧倒される。そうそう、こーゆー風景を見たかったのよ。北海道には過去2回来たことあるんだけど、道東は初めて。念願叶った気分です。なんだけど、見たらすぐ出発。だってたった5泊の予定だし、行きたいとこはいっぱいあるし。


 次は阿寒湖。阿寒湖への道はなだらかな山の中で、牧草地や牧場がいっぱい。まさに北海道って雰囲気。しょっちゅう、「牛の横断注意」って標識があったけど、まさかほんとに止められるとは…左側の牧場から右側の牧場へ、牛たちが列作って道路を横断してる。すでに車2台が対向車線にとまってたのに、牛たちはなぜかバイクに興味を示して、いっせいに足止めてこっちを見てる。向かってくんなよー、私はUターンできないから、逃げられないんだーって思いながらびくびくしてたけど、そんなことはおこらなかった。そのうち牛の列が途切れたので、そろそろと発進。



 そして途中、右折しようとしたとき、道路を茶色い動物が這っていたので、スピード落としてよく見てみたら、リスだった。ペットショップにいるのと同じヤツ。かわいー♪

(←阿寒湖に向かう途中、双湖台から見たペンケトー。湖が北海道の形に見える♪)



 阿寒湖はそばで見ると、水も汚いし、全然きれいじゃない。おみやげだけ買ってさっさと帰る。おみやげ屋さんのご夫婦はすごい優しくて、凍えてる私をストーブにあたらしてくれて(8月からストーブたいてるなんて、びっくりだ)、あったかいコーヒーを入れてくれた。いろいろお話して、今年は例年より夏が短かったこと、旅行者もライダーも少ないことを知る。

 止めておいたホーちゃんのところに戻ったら、そば屋のお兄ちゃんが近づいてきて、「やっぱり青いバイクはいいねー」と話しかけられた。彼は浅草に住んでいて、青いグースに乗っているそうだ。今年は音楽留学を控えているので、バイクでケガしたら大変と、ヒッチハイクで北海道に来て、こうしてバイトしてるらしい。心底青が好きらしく、服は上から下まで青だし、青いバイクが何台も並んでいたらきれいだとか、青いバイクに似合う他車のカラーまで言い出して、やっぱり芸術家は言うことが違うねえ。でも、私も人のこと言えないくらい青が好き…。彼と別れ、今度は開陽台に向けて出発。取り回しできないでもがいてたら、近くにいたお兄さんに助けられる。さらに、フェリーで一緒だったハーレーのお兄さんにも再会。



 開陽台へ向かう途中、食事。3日目にして初めて一人でご飯食べた。開陽台の近くの道は網の目状で、ものすごくわかりづらい。行きも帰りも迷いまくる。開陽台には濃ゆいライダーがいっぱいだ。うーん、話には聞いていたけど、すごいっす。ちょっとガスってて、あんまり視界はよくなかった…残念。



 今度は摩周湖へ。現在地の関係から、裏摩周を目指す。思ってたよりすごい遠い。今日泊まる予定は屈斜路湖だしなあ。何度も引き返そうと思ったけど、何とかたどり着く。うっすら霧がかっていた。これってどうなんだろう…霧で有名な摩周湖は、初めて来たときに霧がかかってないと、婚期が遅れるというジンクスがあるのです(ちなみに男の人は出世が遅れるって噂)。視界全開だったお母さんは30過ぎで結婚…私は? 近くにいたライダーさんに写真お願いしたら、あまりにも寒そうな私を哀れんで、缶コーヒーをおごってくれた。


 あとは今夜の宿・屈斜路湖畔のレストラン・ぽんとを目指す。時間を気にしすぎて、神の子池に行くのを忘れちゃった。6時くらいにはぽんとに着いた。歩いて屈斜路湖を見たあとは、部屋で日記でも書こうと思ってたのに、この家の子供が部屋に侵入してきて、遊んであげざるをえなくなった…って最初はめんどくさかったけど、けっこうかわいいし、すげー楽しかった。でも、この子、いきなり窓の方に走っていって、屈斜路湖を指差し、「お姉ちゃん、あそこにお化けがいるよ」って、ものすごい無邪気な声で言う。子供ってそういうの、マジで見えてそうで怖い…今日は女の子が一人だったので個室だーって喜んでたのに…さいあくだー。

 お風呂は他のライダーさんたちと一緒にコタン温泉へ。無料露天風呂は暗いし、女の子一人だったのでやめて、150円で公衆浴場の方へ入る。

 レストラン・ぽんとは1000円までの食事込みで宿泊費1500円。もちろん、夕食に頼んだのはきっちり1000円のホタテ丼。みんなでバイク話しながら食べ、それじゃー星でも見ようかって外に出たとたん…いきなり星が流れた。よく見ると、すごいいっぱい流れ星が見える。たまに、ものすごく明るい、長く尾を引いたのもあって、この21年の人生で見てきた流れ星歴を軽く塗り替える勢いだった。ずーっと首が痛くなるまで見続けて、23時近くに部屋に戻る。部屋は6畳くらいで、TV付、ちょっと足の匂いがするけど(ライダーさんってブーツだからなあ…)マット代わりにできる布団もあるし、なかなかいいカンジ。疲れてて、そっこーで寝る。
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